ミツバチといえばまず思い出すのが、高度な社会性です。
ミツバチの社会はよくできています。
ミツバチと言う種が生き延びる為の究極の合理化がなされています。
動物であれ植物であれ、生物で最も基本的な目的は、自己保存と種の保存です。
自己が生き延びる為にさまざまな行動をとるわけですね。
危険を冒してでも食物を確保しようとしますし、外敵に襲われた場合に反撃、逃避等の行動をとるのも、この自己保存本能に基づいた結果です。
種の保存は、自己保存と双璧の本能です。
命がけで配偶者を獲得するなんて事は、動物の世界では当然です。
一匹のメスをめぐりオスどうしが争ったり、交尾後は雌の餌食になってしまうクモやカマキリ。
人間でも同じようなものです。
若くてかわいいメスはオスの気をそそります。
年をとって、かわいくなくなったメスはオスの気をそそりません。
メスは若くてかわいいメスでありつづけるために、最大の努力をします。
お化粧したり、ぶりっ子したり、おしゃれにお小遣いを全部はたいてしまいます。
美容整形って、今ブームですよね?
いったい何の為に?
オスだって同じです。
若くてかわいいメスの気を引く為に、努力するわけです。
男らしい肉体や勇敢さをアピールします。
身も心も人間関係でボロボロになりながらでも、経済的な能力を見せびらかします。
いったい何の為に?
ミツバチの社会はこれらのうち、自己保存が欠落しています。
種の保存、コレ一点にかけたわけです。
一握りのオスは別にして、子孫を残すのは一匹の女王蜂だけです。
彼女の姉妹たる何万という働き蜂は、生殖能力すらありません。
コロニー生活に特化した生活を営むミツバチ社会では、個々のミツバチが性的に成熟する資源浪費型よりも、一匹だけが性的に成熟し、残りはその一匹の為に奉仕する究極の分業社会を築き上げたのでしょう。
見ようによっては合理的ではあります。